2017年6月

  • 全国的に報告される大木の倒木事故! ついに昨年秋に長野県で紅葉狩り

    に入った女性が突然の倒木により死亡事故が発生しました。

    髙祖神社でも、かねてから樹木医の診断を受けていたオガタマノキは、

    樹木の空洞率70%の危険樹木と指摘されていたために処置をしました。

    拝殿横で堂々とした姿を見せていたオガタマノキの縮伐と外科手術です

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    気温があがると、ベッコウ茸の活動が盛んになります。

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    ベッコウ茸の旺盛な繁殖力にオガタマノキは悲鳴をあげています。

    先ずは、27m高所作業車と25トン・ラフタークレーンを使って枝おろし

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    幹にいっきに太陽光を当てれば幹焼けを起こし、表皮が剥がれる為

    ワラ・ムシロで幹巻をして幹焼け防止の処置をします。

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    地上2mの南西にのびた大幹(枝)の切口の空洞に腐朽菌を発見!

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    腐朽菌は熱に弱いためガスバーナーで焼き芯材を炭化させます。

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    地上部に発生しているベッコウ茸の処置は、診断では樹幹1m部分

    のスポンジ状態部分の切削・切除と予見していた処、根株と根先

    深くベッコウ茸腐朽と白紋羽菌(と思われる菌)が蔓延しています。

    材は水分を多く含み、スポンジを絞ると水が滴り落ちるような

    状態です。

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    根株部分は、過去に腐朽部空洞をセメントで瓦や石を詰め込み

    封鎖している為に加湿を増長させています。

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    至る所から、白紋羽菌(と思われる菌)を発見!

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    チェンソーとノミを使って切削を進めます。

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    予想を超える切削量で、その量は2トン車一台山盛り!

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    何とか切削・切除を終えました。

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    ガスバーナー処置をします。

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    形成層を傷めないように木綿布を釘止めして上からパイプで

    水を湿らせながらの作業です。  痛々しい姿です。

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    南西に延びる地上部の大根は殆ど切除。加湿土壌の改良に

    100㎜πVPを地中に挿入して換気口として設置します。

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    これでも未だ掘り進めば白紋羽菌(?)はあると思われますので、

    あとは、殺菌剤フロンサイドSC1000倍液の土壌灌注若しくは、

    殺菌剤フジワン粒剤5㌔の土壌混和に頼ります。

     

    バーナーで幹芯を焼く荒治療は、糸島では昔から行っている

    処もありそのマキの樹はいつも元気に青葉を茂らせています。

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    空洞になった根株中心にマキを積み火を点けて焼き・燻す

    のです。その上部は煤けています。

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    乾燥しているし、炭化しているために子実体が発生しない。

    とにかく、過湿度は樹木の大敵です。

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    大切口に養生シートとして、寒冷紗をかけています。

    西側からの完了

    すっかりスマートになり、寂しい姿になりました。

    未だ根元の土壌改良埋め戻し、根継ぎ(6本程度)作業があります。

    根のど根性を確信して再び青々と茂ることを祈るだけです。

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    ドローンを飛ばして撮影したオガタマの花です。

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    28年は花が多く。実も沢山付けました。それが、心配です。

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    来春、残った枝にこの花が咲くことを祈ります。

    どうぞ髙祖神社へお詣り下さい。

     

    我が家に咲く、ドクダミ八重花です。

    ドクダミ八重花1

    あるご婦人が、このドクダミ八重花に命名しておられます。

    八重花で、花柄が集っていて、古名が「シブキ」ですので、

    「ツドイシブキ」と呼んで欲しいとのことです。

    ドクダミ八重花2

    シモツゲ(品種・京鹿子)も満開です。

    京鹿子

    かさねますが、オガタマが元気になって花が咲き、

    実房が実ることを重ねて、お祈りします。

    松永啓志郎