2016年2月

  • 2月26日(金)所属する糸島ロータリークラブで卓話をする機会を頂き、

    崇福寺・黒田家廟所の墓碑についてお話をしました。

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    この件は、2014年に当社HPでアップしたことですが、

    黒田家廟所の墓碑で黒田如水公の墓碑だけが石質が違うことです。

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    全ての墓標は花崗岩です。上記写真の一番奥(右端)は違っています。

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    如水公の墓碑です。墓前燈籠の四基も同じ石質です。

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    墓碑の全面に如水公を顕彰する文字が彫られていますが、

    石質の気泡によって読めない文字が十数か所あります。

    墓前燈籠の笠や竿石にも、その特徴が現れています。

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    この石の特徴から、玄武岩であることがわかります。

    玄武岩にもいろいろな石質がありますが、東尋坊海岸石や、糸島近郊

    では、芥屋の大門の柱状節理の石で庭園材料とし使う[六方石]もです。

    02芥屋大門

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    上記のように石碑として使う六方石も玄武岩です。

    黒田如水公の墓碑は、何処の玄武岩なのか? 推理します・・・

     

    当社が平成3年に、福岡市早良区のシー・ホーク(当時)6Fの屋上庭園を

    創るにあたって屋上庭園用の庭石を、玄海町の石材業者に注文依頼して

    約1ootの石をカットしてもらいました。(在庫として余分に注文)

    カットすることで、屋上庭園の条件がクリアされるからです。

    先ず重量軽減のため。石の根入れをしなくて良いし、深く掘る必要がない等。

    シ-ホ-ク日本食堂・波羅門

    シーホークの日本料理店・婆羅門では、犬走に深草土を京都から仕入れるなど

    手間暇をかけ、入念に造らせて頂きました。その飛石は玄海町のカット石です。

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    昨年10月から、店名が「河太郎」になっています。

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    カット面を見ますと、如水公墓碑と同じ気泡が現れています。

    その後に、当社が玄海町の景石を使用した庭園を紹介します。

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    伊都国歴史博物館庭園玄関の大飛石です。これも気泡があります。

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    F邸の小庭の景石・・・

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    F邸の小庭に据えたカット石の面にも

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    その他、玄海町の景石を使用した庭を紹介しますと・・・

    Y邸玄関アプローチの土留め縁石として・・・

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    公園の景石に・・・

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    お料理店の屋上庭園・・・

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    O邸の流れの庭・・・

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    玄海町の玄武岩カット石を使った庭の数か所ですが、カットした

    その全てが、カット面に気泡を持っています。

    福岡市近郊の山で玄武岩を産出する所は、肥前地域だけです。

    肥前鎮西町の業者が作った白糸滝の楓橋下の護岸石は玄武岩です。

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    その護岸石のカット面を調べると、やっぱり気泡が有ります。

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    肥前鎮西町も肥前玄海町もエリア的には同じです。

    玄海町と鎮西町マップ

    鎮西町の名護屋城の石組は鎮西町近郊の玄武岩を使用しています。

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    以上のことで如水公の墓碑は、肥前地域の石であると思われます。

    名護屋城は黒田長政や加藤清正が五ヶ月で築城した城です。

    如水公も思い入れのある名護屋城ですので、城の石組に使った肥前地域の

    石を長政公は使ったのかも? ですね。

    しかし、如水公を顕彰する多くの文字を彫るには、玄武岩は摘しなかった。

    長政公は、日光東照宮に糸島可也山産出の花崗閃緑岩で作った大鳥居を寄進

    していますし、福岡近郊に花崗岩が産出することは知っていたのに、あえて

    玄武岩を使用した。

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    これから先は、皆さんで推理していただければと思います。

    松永啓志郎

  • 2月広報いとしま

    糸島市の広報いとしま(講座&イベント案内)の記事です。

    2月28日は、「第4回いとしまの領境石を訪ねて」が案内

    されています。 (りょうさかいいし)

    雷山神護石の北水門を壊しかねない樹木の下見に行きました。

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    25日の雪で倒れたのか、大きな杉が道をふさいでいます。

    その手前に簡単な看板が立っています。領境石です。

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    矢印の方へ分け入りますと、ちょっと読みにくいですが、

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    「東福岡領」の文字が読み取れます。

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    その領境石の奥には南水門からの清らかな水が流れています。

    この水が北水門へと流れて行きます。

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    北水門から流れでる水です。 この水門の左右には刻まれた

    石で並べられた“列石”が山の上方に向かっています。

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    列石の近くには数個の領境石を見ることができます。

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    トレッキング気分で、行かれたらどうですか?

    伊都国歴史博物館・電話322-7083 にお申込み下さい。

     

    又、2月21日(日)は、高祖神社御本殿修復工事の見学会です。

    昨年は先着100名の募集がすぐに締め切られる程の応募があり

    今回は、檜皮葺き作業状況が見れますので、多分今年も見学

    希望の方は多いと思われます。

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    丸柱の木材は杉と楠を使っています。それぞれに腐食した下部

    をカットしてつないでいますが、杉には杉。楠には楠と同種同材

    のつなぎです。

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    虹梁の繕いや、壁板の繕いなど見所です。

    今回のメインは、やっぱり檜皮葺きでしょうか。

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    現在は正面(拝殿側)の檜皮葺きが進められ、2月21日

    の見学会では反対側の檜皮葺き作業状況が見れます。

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    拝(オガミ)部分は仕上がっていますので身近に見れます。

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    破風の部分の繕いも足場上だから見れる。

    御本殿の龍

    今回社務所で展示します龍の水墨画は神殿裏に収まりますので

    これも、今回で見納めです。

    21日の見学会は必見の見学会になります。

    主催は、糸島市役所の文化課 ☎321-0920  先着100名様です。

    お早めにお申し込み下さい。

    松永啓志郎