2014年10月

  • 黒田家墓所・崇福禅寺

    黒田家墓所・崇福禅寺山門

    「大河ドラマ・軍師黒田官兵衛」もいよいよ、九州の場を

    迎えました。

    名護屋城を拠点とした韓国出兵は失敗に終わり、官兵衛は

    窮地を何とかしのぎ、長政の活躍が期待されます。

    文禄六年剃髪出家し如水円清と改めて、その後、時は過ぎ

    福岡城の御鷹屋敷が完成するまで太宰府天満宮で過ごした

    官兵衛も慶長八年病気療養のため有馬温泉に逗留しますが

    病状が悪化し、伏見の藩邸で没します。

    波乱万丈の軍師官兵衛は、博多の崇福寺の廟所に祀られ、

    毎年3月20日に法要が、営まわれています。

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    崇福寺・黒田家の墓所に通じる通路の塀は博多塀の

    原型と思われる瓦が埋め込まれています。

    藤水門を潜ると、黒田家の広々とした墓苑に墓石が並

    んでいます。花崗岩の墓石が並ぶ中、中央に赤っぽい

    墓石が如水の墓石です。

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    この墓石は、私が見る限り肥前玄海の火山砕屑岩です。

    (火山砕屑岩「カザンサイセツガン」・凝灰岩の一種)

    その特徴はカットされた石面の気泡です。

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    墓前燈籠の石材も同じように気泡が有ります。

    燈籠の笠部分

    燈籠の笠部分

    これは、燈籠の竿の気泡

    これは、燈籠の竿の気泡

    そして、4本の燈籠の右端は火袋と宝珠が花崗岩の

    春日形燈籠の物を据えています。いつの時代にか破損

    した為に、差し替えたものと思われます。

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    右端の燈籠、ご覧になって解りますか。

    肥前玄海石と思われる墓石に戻ります。

    平成3年、当時のシーホーク6階に日本庭園を造った時

    屋上庭園として、肥前玄海町の石をカットして使いま

    した。(トップペ-ジのスライド写真・6階日本料理店)

    波羅門庭園・飛石もカット物

    6階の日本料理店・波羅門庭園・飛石もカット物

    その時の肥前石と、そのカット面の特徴が墓石と同じ

    です。 昨年、糸島市大門の天晶ラドン水を販売する

    施設の石組工事にシーホークで使った残石を一部使用

    しましたので、その特徴を見てみましょう。

    奥の尖った石です。

    奥の尖った石です。

    奥の石の裏に回ってこの石のカット面を見て下さい。

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    この気泡は同じです。

    この気泡は同じです。

    なぜ、肥前玄海石を墓石に選んだかは推測出来ます。

    嫡男・長政は、日光東照宮に糸島市志摩町の可也山の

    石材(花崗岩)で日本三大石鳥居を寄進しています。

    如水の墓石は、なぜ花崗岩ではないのでしょう ?

    皆さんの推測を待ちます。

    松永啓志郎

     

  • 26年10月25日18時より、高祖神社で夜神楽が

    奉納されました。私は、今年度から総代として

    高祖神社に務めていますので、その様子を・・

    夜神楽鑑賞者・参拝者の方へ御神酒を振る舞うのも総代の務め。

    参拝者の方へ御神酒を振る舞うのも総代の務め。

    たくさんの参拝者で、夜神楽鑑賞は盛況です。

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    月形市長もお見えです。

    糸島市月形市長もお見えです。

    鬼のお宮参りは子供の健やかな成長を願って頭を撫でてもらいます。

    鬼のお宮参りは子供の健やかな成長を願って頭を撫でてもらいます。

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    九州場所の力士が必勝祈願

    九州場所の力士が必勝祈願

    夜神楽鑑賞を皆さんに楽しんで頂くために、前準備が

    結構ありまして、境内の危険な場所や樹木・石灯篭等

    点検作業は怠りなく行ないます。 おもてなしの心も

    怠りなく、気配りをします。

    手水舎の杓架と筧竹の取替

    手水舎の杓架と筧竹の取替

    そんな中、稚児舞の子供たちが、神楽殿でのリハーサル

    に来られました。

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    午後から後援会・保存会の皆さんも準備に忙しそうです。

    道具作りも怠りなく

    道具作りも大変です。 

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    神楽殿裏の楽屋には、神楽師も集まって来ました。

    そんな中、神社本殿修復のための覆い屋根の作業も

    クレーン車を使って行われています。3時には撤退。

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    いよいよ、御神体の遷座祭が11月12日19時30分より

    執り行われ、本格的に修復工事が始まります。

    高祖神社奉賛会では、修復工事の進捗状況見学会など

    計画しますので、高祖神社ホームページをご覧になっ

    て下さい。

    27年4月26日の春の大祭は、昼神楽が奉納されます。

    こちらも、お忘れなく。

    10月26日本日11時から秋季大祭が行なわれます。

    緑研日記はここで閉じて、今から大祭準備のため神社

    へ行ってきます。

    松永啓志郎

  • 10月19日糸島市伊都国歴史博物館主催による、

    第2回・高祖山麓の史跡を歩くと題した、学びな

    がら歩くというウオーキングに参加しました。

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    博物館を10時に出発。秋空の雲一つない好天気です。

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    高祖山の裾野は古代の怡土城や、中世の原田氏そして

    近世の黒田氏にもゆかりの深い史跡・社寺などが多く

    残り、また、昔ながらの景観をとどめる風情ある地域

    です。 先ずは、怡土城についての説明です。

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    吉備真備が築城したこの山城は、南北2㌔にもおよぶ

    土塁が特徴的で、怡土城を利用して中世に築かれた

    高祖城は、原田氏に関連する史跡・社寺等がこの山麓

    には多く残っている。

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    難しい文字が彫られた立派な石碑があります。

    チマタ大神」と読むそうで、人通りの多い道角に

    立つ石碑と文字だそうです。庚申様みたいな道標の

    一つです。

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    金龍寺墓地・黒田長政の次男・黒田甚四郎正冬のお墓

    は、大河ドラマ・軍師官兵衛人気で墓参者が来られて

    いるようです。

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    高祖神社は本殿・拝殿共に、若干の修繕を経つつ当初の

    姿を維持している点などが評価され福岡県有形文化財に

    指定されています。また高祖神楽(県指定無形民俗文化財)

    は神楽殿で春(4月26日)と秋(10月25日)に行われている。

    本殿修復工事が間もなく行われるため、11月12日遷座祭が

    19時30分から21時までの予定で執り行われます。

    本殿裏男池の横に大きなモッコクがあります。

    このモッコクは糸島市の保存樹ですが、日本の巨木を調査

    してみると、モッコクの樹種では、埼玉県与野市・妙行寺

    のモッコク(胸高周径 3.40m)が、一位です。高祖神社のは

    (胸高周径2.94m)ですから第二位になります。

    ついでに、三位は東京都・慈勝寺の2.23mです。

    計測は、高祖神社総代長の田中正敏氏と糸島市学芸員中牟

    田寛也氏がされて、今回の参加者全員が確認しました。

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    左が田中総代長 右は中牟田氏です

    左が田中総代長
    右は中牟田氏です

    此の件は、福岡県緑化センタ-と森林インストラクター

    に報告し、調査確認をしてもらいます。

    有意義に樹木の計測のあとは、また史跡を巡ります。

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    ペットの神様「徳満様」などをお参りして、大神宮跡

    そして、天神社などに行き、楽しいウオーキングは、

    心地よい汗をかいて博物館へと戻ります。

    今日の案内をして頂いた文化課・学芸員の中牟田さん、

    モッコク計測までして頂いて、ありがとうございました。

    松永啓志郎

  • 2014年10月13日の夜、枕崎に上陸した台風19号は、

    糸島 地域にも風速27m超の風が吹き、福岡県天然

    記念物の萬龍楓の1号木に被害を与えました。

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    1号木は3本立の樹ですが、瀧側の1本は完全に倒木。

    東側の樹(左側)は、上部幹をワイヤーで引き回して

    いる ため倒木を免れていますが、根元は引き裂かれ

    て今にも倒れそうな状態です。

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    翌、10月14日早朝より、撤去作業にかかりました。

    倒木した木の処分は玉切りにしてクレーンで4トン車

    に積込む簡単な作業ですが、東側の傾いた幹は、ワイ

    ヤー で支えられているだけに慎重な作業が求めらます。

    その作業前のコーヒータイムの時間、毎日新聞の記者・

    竹田 定倫氏が取材に見え白糸行政区区長の青木一良氏と

    私の 3人で楽しい雑談をしました。 竹田氏「松永さんは

    歩く時も梯子を登る時も若かですネ」 松永「そりゃそう

    くさ、毎日薬ば飲みよるけんですネ~」 青木氏「薬ちゃ、

    酒でっつしょ!」  松永「そうです。」   竹田氏

    「私は月に2~3日は休肝日ばと、思とうとですけどネ~」

    松永「そげな意志の弱かこっつじゃ~いかんばい!」 そん

    な、くだけた話しを続けていては仕事は終わりません。

    気分を入れ替えて、東側の傾いた幹の伐採作業に入ります。

    今にも倒れそうな傾いた幹の伐採は非常に危険です。

     

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    ワイヤーをはずせば倒れるのは間違いなしの状況の中

    途中で伐採するには作業員に対して非常に危険です。

    むやみに伐採すれば、残る1本への揺れ戻しが心配です。

    そこで、幹途中に受け口と追い口を切り、ワイヤー外し

    のため既存のターンバックルのネジを緩めたあとに一気

    に外します。その状況は忙しい時で写真撮影出来ません。

    ワイヤーを外して見事に倒れ、二つに折れ、安全に作業

    が終わりました。残った1本の根元もかなりの腐朽が進ん

    でいるように思われます。

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    残った1本の樹が不安定な感じですので、傾きの反対

    方向の2箇所へワイヤー引きをしました。

    カリカリ(糸島弁)と、なった白糸の瀧前に お出掛け

    下さい。スマートになった県天然記念物・萬龍楓 1号

    木が、お出迎えすることでしょう。

    松永啓志郎

  • 8月11日早朝に萬龍楓3号木の幹が危険な状態であった為に、

    当社で伐採伐倒したことは、8月のブログでアップしましたが、

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    NHKのニュース番組

    NHKのニュース番組

    今回の台風19号により、1号木(3本立の樹)の2本が被害に合い、

    そのうちの1本が、10月13日の夜 完全に倒木しました。

    東側の1本は、根元が引き裂かれた状態で傾いています。

    右(東側)の根は裂けている

    右(東側)の根は裂けている

    東側の木は上部幹をワイヤーで引き回しているため倒木

    を免れていますが、根元の状態を判断すると、切り倒さ

    なければ危険な状態です。

    残ったあと1本も根元の状態は危険と判断しますが…

    根の腐朽状況を確認する

    根の腐朽状況を確認する

    いずれにしても、明日15日の早朝から、当社で処分作業に

    かかる予定です。

    しかし、倒木被害が観光客の多い昼間でなく夜間あった

    ために、被害が人に及ばずに良かったと思います。

    県指定天然記念物の萬龍楓がその犠牲になってくれたと思

    って感謝するしか有りません。

    松永啓志郎

     

  • 夏も過ぎ、いよいよ秋本番の季節になりました。

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    夏草の繁茂には、どちらさまも手をやいておられる

    ことと思います。

    当社の植木畑もお盆明けには、草刈りや草取りを

    して、見本庭園もさっぱりしているはずですが、今

    年は、見事に雑草で覆い尽くされています。

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    荒野に佇む博多塀よろしく、雑草に埋もれそうです。

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    事務所の前だけは、何とか刈り込んでいますが、

    しかし、これはお盆をあけても、忙しい証拠です。

    当社の植木畑が綺麗な時は、暇な時ですから・・・

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    雑草に負けずに、富有柿は色付き始めました。

    大型台風19号が九州に向かっていますが、朝倉の柿畑

    や梨畑は大丈夫でしょうか。

    時々風も強くなってきた11日の糸島の夕焼け空です。

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    この後、大きな被害が出ない事を祈っています。

    松永啓志郎

  • 10月1日午後4時 糸島市志摩町稲留の火山から狼煙が

    揚がった。

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    火山の里山を守る会の吉村栄治君が取り組んでいる

    活動です。

    来年元旦に日の出と共に狼煙を揚げる計画の準備です。

    高祖行政区でも、恒例の元旦初日登山をしていますので、

    新春の祝いを、お互い狼煙で確認しようとの発案です。

    とりあえず、火山から狼煙の揚げ方・煙の出方 等の

    確認作業です。

    私は、当社の前で、お食事処・集いオーナーの小宮さん

    と、女房の3人でカメラと望遠レンズを構えて狼煙の揚が

    るのを凝視!

    薄曇りで心配していましたが、前出の写真が撮れました。

    「見えよるバイ!」の連絡は当然携帯電話です。

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    遡って、9月16日夕刻、狼煙に興味をもつメンバーが

    集まり、煙の出る材料を集めて燃やし実験しました。

    稲ワラ・杉枝 等がよく煙を出すようです。

    10月5日も、方法を変えて実験を重ねて、2015年の

    元旦には、糸島市民の数名でも見て頂けたら嬉しい

    ですネ。

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    正面可也山の右端が、火山です。

    やっぱり、当社の前からの眺めは本当に素晴らしい。

    ついでに、高祖のお食事処・集で5月30日に行われた

    パーティの様子をアップします。

    集・パーティ

    糸島市部長の退職祝いで集ったメンバーです。

    こんな、楽しいパーティも出来るお店です。

    10月25日高祖神社・夜神楽鑑賞の後、どうぞ

    お寄り下さい。

    「緑研日記を見たと」言われたら、お冷水は、飲み

    放題 !

    松永啓志郎