2014年9月

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    糸島市井原の糸島市保存樹のケヤキは根株芯材腐朽が進み

    家屋に倒木の危険があり、昨年4月伐採・伐倒しました。

    遅ればせながら、状況を報告写真として公開します。

    なにしろ、樹齢数百年の古木です。先ずは神事から・・・

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    根株芯材腐朽が進み、人が入れる程空洞化が進んでいる。

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    神事が終わると早速枝落としから進めます。

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    幹部分の伐採はクレーン籠での不安定な作業です。

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    伐倒は腐朽状況と倒木方向を確認して受け口を切り、

    追い切りをします。

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    どうにか、計画どうりに倒れてくれました。

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    計算以上に重量があり吊り出せず三つに玉切りしました。

    作業に関わった、当社のスッタフ 三人です。

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    トラックに積込み、大川市へ・・・

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    大川の製材所で樹齢500年と判る。

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    切株の中心には、御幣を立ててねぎらい、感謝する。

    三方に約17mの枝張りがあり、三方のバランスを取り

    ながらの枝おろし等 危険な作業でしたが、無事に作業

    が終わり、また持ち主のS・Mさんにも喜んでもらって

    やり甲斐のある仕事でした。

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    S・Mさんとの大切な記念写真で報告を終わります。

    松永啓志郎

     

  • 先月技能検定試験の検定に、西日本短大キャンパスへ行った時に

    お昼休みを利用して 施設裏の奥まで庭を散策中に出合った

    水蛍形燈籠は、シンプル過ぎていまいち馴染めない形でした。

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    その、水蛍形燈籠について思い出深いことをアップします。

    水蛍形燈籠には、私が1966年三菱自動車を退職して、久留米の

    造園会社に入社して造園の知識と技術を学んでいた頃、よく訪

    れていた久留米市寺町の遍照院で出合っていたのです。

    一の橋を渡り中島へ、その左手に水蛍形燈籠が据えられ、その

    横に松。火触り木として楓が植えられています。

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    この庭は、昭和53年月星化成(現在のムーンスター)より寄贈され、

    財団法人・高山彦九郎史蹟顕彰会が管理しているものです。

    設計は、奈良国立文化財研究所工学博士・森オサム氏の手による

    ものです。

    京都風をそのままに、王朝風の佇まいを入れ、萩坪・山吹坪・

    雅松坪など、石組に前栽をあしらっての素晴らしい庭園です。

    そんな素晴らしい中島の水蛍形燈籠をバックに撮った写真が

    これです。1967年25才,若いモテモテ(?)の松永啓志郎です。

    水蛍形燈籠

    9月7日午後、遍照院の水蛍形燈籠に会いに行きました。

    同じ場所で、同じように写るつもりだったのですが、なに

    しろ40数年前のことです。

    樹木も大きくなり、燈籠の傍まで近寄れません。

    精一杯近寄っての、燈籠との出合い写真です。

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    樹木も大きくなっていますが、私も歳をとりましたネ。

    森先生の設計は一つ一つが丁寧に、そして昔ながらの手法

    で造られています。

    この水蛍形燈籠の設置場所にしても、中島の左手から園路

    を照らすように火口を向け、二の橋を渡ると水蛍形燈籠の

    特徴ある逆三角形二段の火窓が水面を照らしています。

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    「池ひろみ うつれば 水の蛍かと むかひもあかぬ 夜半の

    ともしび」  家仁親王歌

    西短キャンパスの水蛍形燈籠は、全てに角ばってるいるのが

    残念です。ここで、遍照院の水蛍形燈籠を西短キャンパスに

    据えてみました。

    水蛍形燈籠・遍照院ー西短へ

    随分やわらかくて、侘び・寂のある蹲周りになります。

    遍照院内路地の茶庭に入り、[以白庵]の号をもつ茶室に

    いきましたが、一気に蚊が総攻撃して来ました。

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    デング熱の危険を感じて、そうそうに退散!退散!

    松永啓志郎